小田原キャンパス

ポリシー

各ポリシー

国際医療福祉大学の理念と教育目標

国際医療福祉大学(以下「本学」という。)は、「人間中心の大学」、「社会に開かれた大学」、「国際性を目指した大学」という3つの基本理念と、この理念を実現するための7つの教育理念(人格形成、専門性、学際性、情報科学技術、国際性、自由な発想、新しい大学運営)を掲げ、病める人も、障害を持つ人も、健常な人も、互いを認め合って暮らせる「共に生きる社会」の実現を目指した教育を行う。


  • アドミッション・ポリシー

本学が入学者に求める要件
本学は、建学の精神である「共に生きる社会の実現」に基づく深い人間理解の上に、高度な知識・技能を修得し、また多職種と連携・協働してその責務を果たし、日々進化する保健・医療・福祉分野の需要に対応できる指導的な人材の育成を実現すべく、学生、社会人、留学生、帰国生徒に対して学修の機会を提供し、このような社会的な需要に応える教育を展開するものである。本学が入学者に求める要件は、以下のとおりである。


1.知識・技能
幅広い教養と視野を備えた豊かな人間性を養うため、積極的に自らを磨いていける人。なお、日々進化する保健・医療・福祉分野における高度化・専門化及び国際化に対応し学びを深めるために、入学までに身につけていることが望ましい内容は以下のとおりである。
【国語】
物事を的確に理解し、論理的に思考し表現するために必要な国語の文章力と読解力、言語によるコミュニケーション能力
【地理歴史・公民】
多様な文化や歴史、価値観、生活背景を持つ他者を理解するために必要な基礎知識
【数学】
論理的かつ数量的に物事を考え表現するために必要な数学的知識と技能
【理科】
自然の現象や人体に関する諸問題を科学的に理解するために必要な自然科学(物理、化学、生物)に関する基礎知識
【英語】
国際的視点で物事をとらえ、諸外国の人々と交流するために必要な基礎的な英語の理解力とコミュニケーション能力

2.思考力・判断力・表現力
●これからの時代の保健・医療・福祉分野を担っていこうとする情熱を持ち、自ら積極的に学ぶ意欲や課題を発見し解決する能力を有していること。
●保健・医療・福祉分野における情報科学技術の高度化、専門化及び国際化に対応するため、幅広い関心と好奇心を持って努力を継続できる人であること。
●学業・社会貢献・技術・文化・芸術・スポーツの分野で優れた活動実績を有し、本学で修得した技術をもとに、将来それぞれの分野で活躍したいという意欲を持つ人であること。

3.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
●本学の基本理念及び教育理念を十分に理解し、専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志を持つ人であること。
●あらゆる人に対して自らの心を開き、コミュニケーションをとれる人であること。
●本学での学びを生かし、将来、母国あるいは国際社会において、保健・医療・福祉分野の発展に貢献したいという強い意志を持つ人であること。

  • カリキュラム・ポリシー

本学は、「人間中心の大学」「社会に開かれた大学」「国際性を目指した大学」という理念のもと、「共に生きる社会」を実現するため、幅広い教養科目を基礎におき、専門分野に関する科目については体系的に構成する、総合教育と専門教育に重点を置いたカリキュラムとなっている。以下に本学のカリキュラム体系を示す。

IUHW-CP1:
幅広い教養や視野、国際センス、思考力を備えた豊かな人間性を養うための総合教育科目

IUHW-CP2:
有益なコミュニケーション能力、関連職種との連携能力および問題解決能力を身につけた専門職業人を育成するための専門基礎科目

IUHW-CP3:
保健医療福祉のプロフェッショナルになるための専門知識および技術、さらに新しい知識を探究する方法を身につけた専門職業人として、社会に貢献できる人材を育成するための専門科目

本学では、上記のカリキュラム体系を基盤に、4つの学士力である「知識、理解」「総合的な学習経験と創造的志向」「汎用的技能」「態度、志向性」を柱とするカリキュラム・ポリシーを学科ごとに設定している。また、各学科では教育目標を学生が達成できるよう、カリキュラム・ポリシーに則り教育課程を編成・実施する。

  • ディプロマ・ポリシー

本学は、保健医療福祉の分野において高い知識と優れた技能と人間性を併せ備えた社会の要請に応え得る有為な専門職業人を育成することを目的としており、各学科において、人材の育成に関する目標を定めている。その実現のために、総合教育と専門教育に重点を置いた体系的なカリキュラムを構築し、学生に明示する成績評価基準に沿って厳格な成績評価を行う。卒業要件を満たす所定の単位を修得した者に対して、卒業を認定し、学位を授与する。

IUHW-DP1:専門職業人としての社会的責務と倫理観
専門職業人を目指す者として、社会的責務と倫理観を根幹とした幅広い教養、豊かな感性、人間理解、国際的感覚を養い、一人の人間として豊かな心を身につけることができる。

IUHW-DP2:保健・医療・福祉への貢献とコミュニケーション能力
保健・医療・福祉への貢献のため、専門領域へつながる基礎的な学力を養い、多職種を理解し、専門領域を超えて問題を探究する姿勢とコミュニケーション能力を身につけることができる。

IUHW-DP3:専門的な知識と技能を活用する能力
各学科における目的に沿った専門分野を極め、専門職に必要とされる高度な専門的知識や技術を身につけることができる。

IUHW-DP4:創造的な問題解決力と生涯学習力
様々な状況において備えた高度な専門的知識や技術力を統合して創造的な問題解決に取り組み、自身の更なる発展のため、生涯学習を行うことの重要性を知り、新しい知識を追求(研究活動)する方法を身につけることができる。

本学では、上記の全学ディプロマ・ポリシーを基盤に、各学科の専門性を考慮したディプロマ・ポリシーを学科ごとに設定している。