小田原キャンパス

学長のごあいさつ

ごあいさつ

学長のごあいさつ

学長 大友 邦
学長 大友 邦 東京大学医学部卒業。医学博士。米国ワシントン大学、ピッツバーグ大学に留学後、東京大学大学院医学系研究科放射線医学講座教授。消化器領域を中心としたCT・MRIによる画像診断とIVRの発展に貢献。放射線診断専門医。日本医学放射線学会理事長、第70回・第74回日本医学放射線学会総会会長、東京大学大学院医学系研究科生体物理医学専攻長などを歴任。東京大学名誉教授。

多くの附属・関連施設で、「チーム医療・チームケア」を体験。
 本学の建学の精神である「病める人も、障害を持つ人も、健常な人も、互いを認め合って暮らせる『共に生きる社会』の実現」は、生涯を通じて人権擁護に尽力された初代学長・大谷藤郎先生によって提唱され、これまで一貫して継承されてきたものです。この建学の精神のもと、キャンパス内に複数の医療福祉施設を併設し、学生が日常生活のなかで高齢者や障害を持つ方々と触れ合うことによって、自然に慈恵の心が培われる教育環境を整えてまいりました。
 高度な知識と技術を備え、人間性豊かな医療人を養成するため、教育スタッフに各分野の第一人者を招き、先進の教育ツールを駆使した先駆的なカリキュラムで教育を行っております。早期から現場を体験することも重視しており、本学が有する6つの附属病院と多くの関連施設を活用して、1年次の早い段階から臨床実習を行っております。
 最近の医療福祉の現場では、複数の専門職が協働して治療やケアにあたる「チーム医療・チームケア」が不可欠となっています。本学ではさまざまな専門職を養成する学科がそろった医療福祉の総合大学であることを生かし、学科を横断したチームを編成して「チーム医療・チームケア」を体験する独自の「関連職種連携教育」を実施しております。保健医療系や薬学の各学部に、医学部や赤坂心理・医療福祉マネジメント学部の教員や学生も加わり、チームに医師や心理専門職の視点を加味して、より臨床に即した教育を展開しております。
 昨年は本学開学25周年という節目の年であるとともに、医学部の本院である国際医療福祉大学成田病院(千葉県成田市、642床)が開院した記念すべき年にもなりました。医学部をはじめとする成田キャンパスや他の附属病院・関連施設と連携し、地域医療に貢献するとともに、グローバルに医療・教育を行う場としての機能をめざしていきます。
 世界中が新型コロナウイルス感染症に翻弄される中、国際医療福祉大学は2020年春の最初の緊急事態宣言に対応してオンライン授業を導入し、感染が一段落した夏以降は可能な限り対面授業を再開するなど、大学本来の役割を果たすために努力してまいりました。いち早くグループ病院に感染の有無を調べるPCR機器を設置し、学生や教職員が速やかに検査できる体制拡充も図ってまいりました。学生が臨床実習に行く際に検査が受けられる体制も整っています。
 今年4月から国際医療福祉大学福岡看護学部が姉妹校の福岡国際医療福祉大学に移管され、本学は栃木県大田原市、千葉県成田市、東京都港区赤坂、神奈川県小田原市、福岡県大川市の5キャンパスで10学部25学科となりました。成田キャンパスには臨床工学技士を養成する「臨床工学特別専攻科」(1年制課程)を開設しました。臨床工学技士は人工呼吸器や人工心肺装置などの操作や保守点検を行う専門職で、新型コロナウイルス感染症の重症患者への切り札とされる体外式膜型人工肺(ECMO)を扱うことができる職種としても注目されています。
 本学で学ぶことを希望されている皆様が、本学の充実した教育スタッフと教育環境を十分に活用され、勉学のみならずスポーツやボランティア活動を通して人格形成に精進し、医療福祉のリーダーとして国内外で幅広く活躍されることを期待しております。