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メッセージ・本学の理念・沿革

メッセージ

理事長 高木 邦格

国際医療福祉大学は、医療福祉専門職の育成とその地位向上を志し、1995年に開学した「日本初の医療福祉の総合大学」です。医療福祉の高度化・専門化に対応できるとともに、それぞれの専門分野において指導者となりうる人材を育成しております。現在では、栃木県大田原市、千葉県成田市、神奈川県小田原市、福岡県福岡市および大川市の5キャンパスに9学部22学科を持ち、大学院まで含めると約7,800人の学生が学ぶ大学となりました。

国際医療福祉大学は、「共に生きる社会」の実現を建学の精神とし、「人間中心の大学」「社会に開かれた大学」「国際性を目指した大学」という3つの基本理念を掲げ、優れた人間性を兼ね備え「チーム医療・チームケア」に貢献できる専門性の高い人材教育を行っております。本学の特長として、附属・関連施設の充実と、各分野における第一人者による教育があげられます。栃木県の国際医療福祉大学病院、国際医療福祉大学塩谷病院、東京都の国際医療福祉大学三田病院、静岡県の国際医療福祉大学熱海病院という4つの附属病院のほか、「臨床医学研究センター」という位置づけの関連医療福祉施設を多数保有しており、実習面においても非常に恵まれた環境が整っています。また、栃木県大田原キャンパス内には、障害者支援施設やリハビリテーション施設、特別養護老人ホーム、栃木県で唯一の児童心理治療施設、認定こども園、アジア有数の言語聴覚センターを併設した大学クリニックなど6つの医療福祉施設を併設しており、学生たちが日常的に高齢者や障害を持つ方と触れ合える環境は、本学ならではの特長の一つです。教育陣についても、学部長・学科長をはじめ、各分野の第一人者が実際に学生の教育にあたっているほか、附属病院および関連施設においてもさまざまな分野で著名な医師や専門スタッフが一丸となって学生の臨床実習にあたっております。

2017年4月、成田キャンパスに医学部を開設いたしました。この医学部は、東京圏国家戦略特別区域会議に成田市と共同で提案した「国際医療学園都市構想」の中で認定された医学部です。これまでにない、国際性を重視した世界水準の医学教育を行いながら、国内はもとより海外の医療協力でも活躍できる総合診療力を持った医師の育成をめざします。大多数の科目で英語の授業を行い、協定を締結している世界各国の大学や医療機関での海外臨床実習を必修といたしました。キャンパス内には世界最大級5,000m2のシミュレーションセンターを設置し、教員についても海外での臨床や教育経験が豊富な人材を多数採用いたしました。

140人の第1期生のうち、20人の留学生はベトナム、ミャンマー、モンゴル、カンボジア、インドネシアの各国政府や大学から推薦された全国トップクラスの成績優秀者たちで、授業料のほか在学期間中の生活費などを本学が全額負担するフルスカラシップで受け入れた彼らは、将来母国の医療を担うリーダーとして活躍することが期待されています。
さらに、2020年には成田市内に医学部附属病院を新設する予定で、海外の医療機関と接続して病理診断や放射線診断などを実施する国際遠隔診断センターや、海外からの感染防止を担う感染症国際研究センターなどを設置するほか、10か国語に対応できるスタッフの配置、ハラル食などの対応や宗教関連施設も設置するなど、これまでにない世界的なハブ病院をめざしております。

本学では、毎年100%という就職率を実現しております。これは、これまでの卒業生の活躍をはじめ、国家試験合格率や教育の質の高さをご評価いただき、たくさんの求人をお寄せいただいた賜物です。全国の医療福祉の現場では、すでに21,000人を超える本学の卒業生たちが活躍しております。本学がめざす「チーム医療・チームケア」の実践に、今後新たに医師が加わります。将来の日本と海外における医療福祉分野を切り拓いていく優秀な人材が、これからも本学から多数輩出されていくことを期待してやみません。

学長 大友 邦\\\\\\\\\\\

本学は1995年、栃木県大田原市に日本初の医療福祉の総合大学として開学いたしました。開学時は1学部5学科でしたが、現在は、5つのキャンパスに9学部22学科と大学院を擁するまでになりました。2017年は10数年前から検討してまいりました医学部が開設の運びとなり、本学にとって第2のスタートの年になります。さらに2018年には、東京都港区に東京赤坂キャンパスの新設を予定しております。東京赤坂キャンパスでは新しい学部を設置するとともに、大学院の東京青山キャンパスを移転・拡充し、生涯教育や地域交流の拠点をめざします。

本学の建学の精神である「障害を持つ人も健常な人も互いを認め合って暮らせる『共に生きる社会』の実現」は、生涯を通じて人権擁護に尽力された初代学長・大谷藤郎先生によって提唱され、これまで一貫して継承されてきたものです。この建学の精神のもと、キャンパス内に複数の医療福祉施設を併設し、学生が日常生活の中で高齢者や障害を持つ方々と触れ合うことによって、自然に慈恵の心が培われる教育環境を整えてまいりました。 また、高度な知識と技術を備え、人間性豊かな医療人を育成するため、教育スタッフに各分野の第一人者を招へいし、先進の教育ツールを駆使した先駆的なカリキュラムで教育を行っております。早期から現場を体験することも重視しており、本学が有する附属病院と臨床医学研究センターという位置づけの多くの関連施設を活用して、1年次の早い段階から臨床実習を行っております。2020年には千葉県成田市に附属病院となる「国際医療福祉大学成田病院」を新設し、実習環境はさらに充実します。

現在、医療福祉の現場では、複数の専門職が協働して治療やケアにあたる「チーム医療・チームケア」が不可欠です。本学ではさまざまな専門職を養成する学科が揃った医療福祉の総合大学である利点を生かし、学科を横断したチームを編成して「チーム医療・チームケア」を体験する本学独自の「関連職種連携教育」を実施しております。医学部の新設に伴い、今後はチームに医師の視点が加わることでより臨床に即した教育が可能になります。

近い将来、本学で学ぶことを希望されている皆様が、本学の充実した教育スタッフと教育環境を十分に活用され、勉学のみならずスポーツやボランティア活動をとおして人格形成に精進し、医療福祉のリーダーとして国内外で幅広く活躍されることを期待しております。

略歴
大友 邦 (おおとも くに)

東京大学医学部卒業。米国ワシントン州立大学、ピッツバーグ大学に留学後、東京大学大学院医学系研究科放射線医学講座教授。消化器領域を中心としたCT・MRIによる画像診断とIVR の発展に貢献。放射線診断専門医。日本医学放射線学会理事長、第70回・第74回日本医学放射線学会総会会長、東京大学大学院医学系研究科生体物理医学専攻長などを歴任。日本ラジオロジー協会代表理事。東京大学名誉教授。

わが国は、いよいよ超高齢社会を迎え、2035年には人口に占める高齢者の割合は33.4%に達すると言われています。そのため今後、医療、福祉、介護に必要とされる人材は著しく不足すると見られています。

本学は、このような社会の要請に応え、医療福祉の多様な専門職を育成する総合大学として、4つの附属病院をはじめとする多数の臨床教育施設と、わが国のリーダーとして第一線で活躍している優れた教育スタッフにより、恵まれた教育環境のもと、将来のメディカルスタッフをめざす学生を教育しています。

そして、今日までの21,000人を超える卒業生たちは、医療福祉の高度化・専門化に対応しながら、修得した高い技術と知識、豊かな教養を備え、時代の変遷の先頭に立って全国で活躍し、社会的重責を果たしております。そして、本年は新しい構想のもとでの革新的な医学教育を行う医学部も開設し、本学はさらなる大きな役割を果たすものと確信しています。

略歴

東京大学医学部卒業。米国ハーバード大学、タフツ大学に留学後、東京大学医学部教授、東京大学医学部長、日本内科学会理事長、日本循環器学会理事長、国際脈管学会会長、第28回日本医学会総会会頭などを歴任。2000年国立国際医療センター総長、2004年から独立行政法人国立病院機構理事長を務め、全国144の国立病院を一括管理運営し、医療の質の向上と経営基盤の安定化に貢献。2000年紫綬褒章、2014年瑞宝大綬章受章。

3つの基本理念

「人間中心の大学」であること

プロフェッショナルとしての専門的な知識や技能の習得にとどまらず、幅広くバランスの取れた良識ある人間を育成すること。

「社会に開かれた大学」であること

学問を創造的に追究するとともに、地域社会と一体となり、地域の医療福祉のニーズに応え、地域社会や医療福祉に関わる各界の人々の生涯教育の拠点としても機能できる大学となること。

「国際性を目指した大学」であること

国際的センスを備え、いかなる国の人々とも伸び伸びと協働できる真の国際人を育成すること。

7つの教育理念

人格形成

知識・技術のみに偏しない知・情・意を兼ね備えた人材を育み、「共に生きる社会」を目指していく。自ら考え、自ら行動する幅広くバランスの取れた人格の形成をはかる。

専門性

日進月歩する医療福祉の高度化・専門分化に対応した、学問の確立と研究の推進を行う。医療福祉のプロフェッショナルとしてふさわしい能力を学生生活で身につけていく。

学際性

医療福祉分野の大学の特性を生かして、他学科の専門科目も教養として習得し、授業外活動も重視する。総合的教養を併せ持つ医療福祉専門職を目指す。

情報科学技科

情報化社会の進展に対応できるよう、すべての学科において最新の知識・技術を習得させ、情報科学技術に強い医療・福祉専門職を育成する。

国際性

語学教育など一般教育だけでなく、専門教育や学生生活を通じて、人間(私人)としても専門家(公人)としても国際性を持った人材を育てる。

自由な発想

人間としての品位や、社会のルール・マナーの遵守を前提におきながら、学生個人の自由な発想や行動を歓迎し、特に宗教・思想・社会活動への関心や探究を尊重する。

新しい大学運営

時代の変化に即応して、大学の運営も年功序列を廃し、学生の立場から教員の評価もできるシステムを導入するなど、適時見直しを進め、自由闊達な校風の中で学生の自主性を育む努力をする。大学院教育については、特に生涯学習の視点に立って専門職育成のための教育、研究の充実を図る。

沿革