


本学は、医師以外の医療福祉専門職の育成と、その地位向上をめざし、厚生労働省の保健医療総合大学構想に則った「医療福祉の総合大学」として、平成7年に開学いたしました。以来、学部・学科の増設や大学院の開設を経て、現在では5学部15学科を3キャンパスに展開するまでとなりました。今では、栃木・熱海・東京の3附属病院のほか、数多くの関連臨床実習施設も有し、徹底した臨床実習重視の教育を行っております。
平成18年に開設した小田原保健医療学部は、小田原駅に隣接する都市型キャンパスとして、栃木本校や福岡県大川キャンパスと同様、高度化する医療に対応できる高い技術や判断力、教養を身につけ、専門分野においてリーダーとなり得る人材の育成をめざしております。各専門分野の第一人者が教育にあたるとともに、隣県の国際医療福祉大学熱海病院と連携しながら、臨床の現場に強い専門職を育成しております。
本学が、神奈川県西部および静岡県東部の医療福祉をより一層充実させることに貢献し、同地域の医療福祉分野における生涯教育の拠点となることで地域と一体化した大学となるよう期待しております。

メディカルスタッフの教育環境の一層の充実を図り、
“国際医療福祉大学で学んで良かった” と思われる学舎にするべく
常々努力をしてまいります
国際医療福祉大学は “病気や障害を持つ人も健常な人も、お互いを認めあって暮らせる「共に生きる社会」の実現”を目指し、3つの基本理念と7つの教育理念を掲げて教育を推進しております。また、国民に受け入られる質の高い「チーム医療」を確立するためには、将来メディカルスタッフの一翼を担う学生に向けて、教育スタッフや教育環境を充実させることが不可欠であります。本学は、各界の第一人者を教育スタッフに招くと同時に、優れたカリキュラムの作成と先進の教育ツールを用いて日々の教育にあたっております。また、臨床実習を重視し、先端設備を擁した教育関連施設の充実を計ってまいりました。その結果、大学附属病院をはじめ、アジア有数の言語聴覚センターの機能をもつ国際医療福祉大学クリニックや多くの福祉施設を擁し、さらに全国に約600もの関連実習施設を整備してまいりました。これらの施設は互いに連携し、本学の充実した教育・研究体制を支えております。
他大学に類を見ない本学の特長のひとつが4つの附属病院を擁していることであります。国際医療福祉大学病院、三田病院、熱海病院に、本年4月から塩谷病院が加わりました。それぞれの病院はこれまでの診療実績を基に特色のある地域中核病院として貢献すると同時に、臨床経験豊富な教育スタッフの充実を計り、木目の細かいカリキュラムに則り慈恵の心をもったメディカルスタッフを養成すべく、学生の教育に活用されております。さらに、これらの病院では、各診療科の縦割りを廃し、横断的に連携し合う「チーム医療」を確立しておりますが、これは学生にとって、ごく自然に人とのコミュニケーション技術や他の専門職との共同作業のノウハウ・知識を学ぶ絶好の教育機会になっております。
こうした恵まれた教育環境の中で、学生は短期間で医療福祉の専門職としての高度なスキルと知識を学び、卒業時に施行される国家試験では高い合格率を上げ、その結果、卒業後の就職率も高く、多くの施設からの期待に応えております。我々教職員一同は、今後も本学の基本理念と教育理念の基で、より良い教育環境の充実・推進をしていく所存であります。
略歴
北島 政樹 (きたじま まさき)
慶應義塾大学医学部卒、Harvard Medical School & Massachusetts General Hospital(外科フェローとして2年間留学)、杏林大学第一外科教授、慶應義塾大学病院副院長、慶應義塾大学病院病院長、慶應義塾大学医学部医学部長、慶應義塾大学医学部名誉教授、国際医療福祉大学三田病院院長
日本外科学会名誉会員、前日本癌治療学会理事長、前日本創傷治癒学会理事長、日本コンピュータ外科学会理事長、日本内視鏡外科学会理事長、Hon.RCS(英国)、Hon.ASA(米国)、Hon.GSS(ドイツ)、Hon.HSS(ハンガリー)、第3回国際センチネル学会会長、第6回国際胃癌学会会長、第42回万国外科学会会長、New England Journal of Medicine, The British Journal of Surgery, World Journal of Surgery, Langenbeck’s Archives of Surgery (Editorial board member)

プロフェッショナルとしての専門的な知識や技能の習得にとどまらず、幅広くバランスの取れた良識ある人間を育成すること。
学問を創造的に追究するとともに、地域社会と一体となり、地域の医療福祉のニーズに応え、地域社会や医療福祉に関わる各界の人々の生涯教育の拠点としても機能できる大学となること。
国際的センスを備え、いかなる国の人々とも伸び伸びと協働できる真の国際人を育成すること。

知識・技術のみに偏しない知・情・意を兼ね備えた人材を育み、「共に生きる社会」を目指していく。自ら考え、自ら行動する幅広くバランスの取れた人格の形成をはかる。
日進月歩する医療福祉の高度化・専門分化に対応した、学問の確立と研究の推進を行う。医療福祉のプロフェッショナルとしてふさわしい能力を学生生活で身につけていく。
医療福祉分野の大学の特性を生かして、他学科の専門科目も教養として習得し、授業外活動も重視する。総合的教養を併せ持つ医療福祉専門職を目指す。
情報化社会の進展に対応できるよう、すべての学科において最新の知識・技術を習得させ、情報科学技術に強い医療・福祉専門職を育成する。
語学教育など一般教育だけでなく、専門教育や学生生活を通じて、人間(私人)としても専門家(公人)としても国際性を持った人材を育てる。
人間としての品位や、社会のルール・マナーの遵守を前提におきながら、学生個人の自由な発想や行動を歓迎し、特に宗教・思想・社会活動への関心や探究を尊重する。
時代の変化に即応して、大学の運営も年功序列を廃し、学生の立場から教員の評価もできるシステムを導入するなど、適時見直しを進め、自由闊達な校風の中で学生の自主性を育む努力をする。大学院教育については、特に生涯学習の視点に立って専門職育成のための教育、研究の充実を図る。